カナダ人男性とご結婚され、現在カナダのカルガリーに住んでいらっしゃる Asami さんからの婚活体験記。
Asami さん(34 歳)のプロフィールと結婚までの経緯
最初に付き合った彼氏は、日本で英語教師(ALT)をしていたイギリス人男性。その後、イギリスを訪れ、ワーキングホリデーでカナダへ。しかし、英語がどうしても苦手で自宅に引きこもる日々が続く。そして、英語から逃げるように日本人ばかりいる職場で働き始めるなど、現地では英語を習得しようという意欲さえ失っていた。そんな生活に嫌気が差し、結婚に逃げようと彼に結婚を迫るも、あっけなく振られ失恋。
失恋直後の傷心状態だった頃、現在の夫であるカナダ人男性と、日本語を教えながら英語が学べる Language Exchange のサイトで出会う。その後、1年間の交際を経て2017 年夏に結婚。現在カナダのカルガリー在住。
彼は日本語が話せるので、彼との日常会話はいつも日本語。そんな状況の中、今年は英語の基礎からしっかりやり直そうと、決意を新たにしたばかり。
国際婚活体験記 ~ Asami さんに直撃インタビュー!~

国際結婚しようと思ったきっかけは何ですか?

最初から国際結婚を考えていたわけではなかったんです。たまたま最初に出会ったのが、イギリス人男性でした。

そのイギリス人の彼と付き合うことで、自分の中で世界観が広がっていきました。結局、その彼とは別れてしまったんですが、その後は特に結婚相手は日本人じゃなくてもいいのかな、と思うようになりました。

なるほど。では、別れた後も国際結婚したい男性としては、イギリス人がいいと思っていたのでしょうか?

そうですね。今の彼と出会うまでは、イギリス人がいいなぁ、と思っていました。また、イギリスは実際に訪れてみてとても感銘を受けた場所だったので、今でも住みたいという気持ちはあります。

イギリスという国のどんなところに憧れたのですか?

長い歴史を感じさせる建造物や街並みには憧れますね。また、花もきれいですよね。

イギリス人の元カレとは、どうやって出会ったのですか?

彼は日本で英語教師 (ALT) をしていて、出会ったのは甥っ子の学校での運動会でした。

運動会・・・ですか?!? 意外な場所ですね~!Asami さんから直接彼に話しかけたのですか?

いいえ、彼に直接話しかけたのは、私の母親なんです。「寂しそうにしているから喋りに行く」と言って、日本語で話しかけたそうです・・・笑

え!お母さんが・・・ですか? ずいぶん積極的なお母さまなんですね!笑 それなら、娘の国際結婚に対しては最初から大きな理解がおありだった、ということでしょう。

では、今のご主人さんとは、どうやって知り合ったのですか?

Language Exchange のサイトです。

やはり、外国人男性と出会うなら、オンラインが一番お勧めですかね?

そうですね。オンラインはお勧めです。でも、外国人の友人や出会いを求めているなら、スキー場などリゾート地でのバイトもお勧めですね!

たしかに。昨今、日本への外国人観光客も増えてきていますし、2020年の東京オリンピックに向けて、外国人男性と出会える機会も今後ますます増えていきそうですね!

国際婚活中(デート期間中)のよかったことや、楽しかったことなどのエピソードを教えてください。


とにかく愛情表現がすごいです。デートの時とか、いつも言葉で愛を囁いてくれるので、常に「私は愛されているんだなぁ」という安心感がありましたね。

逆に、婚活中、辛かったことや悲しかったことはありましたか?

遠距離恋愛が辛かったです。4カ月、と期間は予め決まっていたのですが、前回の恋愛でも遠距離がトラウマになっていたので、この4カ月は本当に長く感じましたね。

あと、欧米人は、財政的な問題からか、子供を持つことに対してネガティブな人が多いと感じることがあります。主人も「子供はいらないよ」と言っていた時があって、戸惑いを感じていたこともありました。今は大丈夫ですけど。

彼との婚約・結婚を決めたキッカケは何ですか?

性格が私の父親に似ていて、何事にも慎重で誠実だったことですね。お金のこともきちんとしていたし。ほかには、政治観など社会に対する考え方も似ていたので。

プロポーズは、どんな言葉だったんですか?また、どちらからプロポーズしましたか?

プロポーズは主人からで、日本語で「結婚しよう!」でした。突然のサプライズだったんで、頭の中が一瞬パニックになって、言葉がすぐには出なかったんですが、気が付いたら「する!する!する!」と3回も連呼していました!(笑)

なんか「待ってました~!」と言わんばかりのレスポンスですね!笑

実は、英語でのプロポーズへの受け答え例をみても、Asami さんの時のような「3回連呼」もありなんですよね。たとえば以下のような例もありますよ。
- You're the love of my life, and my answer is yes, yes, yes! 「あなたがわたしの人生で最愛の人、だから私のこたえは、yes、yes、yes よ!」

婚活期間中、英語によるコミュニケーションで困った点、苦労した点は何ですか?

特に将来の大事な話は、日本語と英語の両方でコミュニケーションを取りました。将来を左右するようなトピックに関しては、お互いの母国語でしっかり確認した方がいいと考えたので。

その代わり、お互いの考え方がきちんと伝わるのに、通常の2倍の時間がかかってしまったのでそこが大変でしたね。

婚活期間中に後悔した事はありましたか? また、もう一度婚活をやり直せるなら、どういう点に注意したいですか?

結婚を迫りすぎたことです。イギリス人の元カレから言われたのですが、「アジア人女性は鷹の爪みたいだよね」・・・と。

「鷹の爪」・・・?「捕まえたら、もう離さない」・・・みたいな意味かな?その元カレは、以前もアジア人女性に結婚を迫られた過去がありそうですね・・・。

Asami さんの婚活期間中の体験談として、特にシェアしたいエピソードやカルチャーショックだった出来事はありますか?

まだまだ日本では「ガイジン」という括り(くくり)があって、「なんでそんなこと聞くのかな?」ってビックリしたりする質問をされたりとか、ありましたね。

「なんでそんなこと聞くのかな?」とは、具体的にどんなことを聞かれたのですか?

股間の大きさ・・・とか。。

え?!?なんの大きさ・・・ですか???

股の・・・つまり、男性器の大きさ。
(写真は、記事 “Japan’s Annual Penis Festival Is As Phallic As You’d Expect” より)

(爆笑!) え!そんな話になるんですか?

なります!女の子同士での会話で「どうなの?」とか。

え?!? 女の子同士でそんな話になるんですか?

なりますって!私、結構聞かれますよ!あ、でも、男性の友達にも「どうなの?どれくらいなの?」・・・ときかれます!ほかにも、外国人に対する偏見ともとれるような質問とかもあったり・・・涙

(大笑い!) なるほど。「なんでそんなこと聞くのかな?」とは、そういうことだったんですね!

もっと国際リレーションシップが増えれば、国際派カップルから発信される情報が拡散して、そのような偏見も少なくなるのかな、と。そういう意味で、このサイトには大いに期待しています!

ありがとうございます!今後も、ご期待に応えられるようなサイトを目指していきますね!


あと、元カレの時の話なのですが、何度かデートを重ねてから「私たち、いまどんな関係なの?」と彼にきいたんです。そしたら「まだ、分からない」と言われて、すごくショックでした。

こちらでは、デートを何度も重ねるうちに、いつの間にか彼氏彼女になったりするんですよね。

一方、いまの主人は日本の文化もきちんと知っていたので、ちゃんと告白してくれました。なので、元カレの時のような不安感はありませんでした。

なるほど。日本の文化では、「恋人宣言」みたいな儀式がないと、正式に「彼氏彼女じゃない」みたいな感じ。一方、欧米諸国では自然な成り行きで彼氏彼女の関係になる、という感じですかね。

最後に、これから国際婚活・国際結婚を目指す日本人女性に対して、なにかアドバイスがあればお願いします。

国際恋愛がうまくいくには、まず「人としての基礎」を身につける必要があると思います。例えば、女性目線から「愛される女性になるには?」という視点でいうと、わめかない、すぐ怒らない、詮索しない…とか。

国際恋愛となれば、日本人男性との接し方とは違うけれど、愛される女性としての基礎力に国籍は問われないはずです。

あと、こちらの人は自分の家族に対して気軽に恋愛事情を打ち明けますよね。でも、家族に話したからと言って、すぐに結婚に結び付くわけではないということ。つまり「家族に話した=結婚の覚悟がある」というわけではないということです。

日本の感覚では、そうなったら家族公認なんですが、こちらでは、それと結婚は別物。なので「もう彼氏の両親に会ったのだから、結婚も近いのかしら・・・」などと舞い上がらない。それは、こっちの人にとっては何でもないこと。新しい彼女ができても同じことをするでしょうから。

つまり、自分だけで勝手に盛り上がりすぎない、ってことですね?あと、結婚を迫りすぎたり、ガツガツしてしまうと、相手の男性も引いちゃいますからね。先ほどの「鷹の爪」のお話のように・・・。

そうですね。こっちの人は本当にのんびりしているので、私も同じようにのんびりしていなかったらだめかな、と思います。

もう一つ、こちらではパートナーとしてどこにでも連れていかれるので、その分友達もできやすいのですが、同時に緊張することも多々ありますね。

たとえば、こちらでは男性側の友達の結婚式に自分の妻もつれていくことが普通にあったりします。日本では通常あり得ないと思いますが・・・。

いろいろな視点からのアドバイス、非常に参考になりますね!

特に、結婚を焦って相手に迫りすぎるのはNG、というのはご自身のご経験からですし、かなり説得力ありますね!これまで実際に国際恋愛の場数を踏んでこられた Asami さんであるからこそ、ここまで奥が深いアドバイスができるわけですね!

この度は、国際婚活体験談のインタビューにご協力頂き、また、たくさんお話しをしていただき本当にありがとうございました!Asami さん、末永くお幸せになってくださいね~!
*Asami さんの「国際結婚の成功体験レポート」はこちら!