オンライン言語学習サイトの italki (アイトーキー)。italki では、「ラングエージ・エクスチェンジ」を通じて英語ネイティブから無料で英会話を学ぶことができる一方、以下の使い方も可能です。
1)日本語講師として「有料で」日本語を外国人に教える
2)マンツーマンでネイティブ講師から「有料で」英会話レッスンを受ける
の印のある英単語・英文はクリックすると音声が聴けます!
Contents
italki (アイトーキー)の登録方法と使い方
italki を初めて使う方は、まず最初に登録を済ませておく必要があります。こちらをクリックするか、以下のバナーをクリックし登録を開始します。
また、italki を無料で使いたい方は、「ラングエージ・エクスチェンジ」を通じたネイティブから無料で英会話を学ぶ方法について解説した記事「ネイティブと無料で英会話【italki の使い方・初心者編】」を参照してください。
日本語講師として有料で日本語を外国人に教える
italki は一般的には「英語を学ぶための」プラットフォームです。一方、italki では日本人ネイティブであるあなた自身が外国人に日本語を教える教師として登録することもできるのです。その場合、有料で教えることもできるため、ちょっとしたお小遣い稼ぎができるわけです。
italki で日本語の先生として外国人に日本語を教えるには、以下の手順で登録手続きを行います。
italki にログインし、ダッシュボードの画面を表示させます。画面いちばん下左側にある「語学教師」の真ん中あたりの「日本語教師」をクリックします。すると、以下の画面が表示されます。
日本語講師の一覧が表示されるので、画面右下の「先生になりたいですか?」の「Apply to be a teacher」をクリックします。
上のような画面が表示されたら、「教え始める」をクリックして日本語講師への応募を開始します。以下の画面が表示されるので、「プロの教師」か「コミュニティ・チューター」のどちらに応募するかを決めます。
どちらかに決めたら、画面一番下の「申請する」から「プロの教師」または「コミュニティ・チューター」をクリックします。念のため、日本語講師を募集しているかどうかを「申請する」のすぐ右横にある「募集中の言語」をクリックし、「Japanese」が「Open」のところに表示されているかどうかを確認しておきましょう。
日本語を「プロの教師」として教える場合は、大学の教育学部の学位(学士号、修士号、博士号)の証明書や教員免許の提示が求められます。一方、「コミュニティ・チューター」の場合は特に資格証明等の提出は必要とされていません。
以上、italki で「日本語講師として有料で日本語を外国人に教える」方法について解説しました。
ネイティブ講師からマンツーマンで英会話レッスンを受ける
italki では一般的なオンライン英会話のように、ネイティブ講師からマンツーマンで英会話を有料で学ぶことができます。他のオンライン英会話とは異なる特徴として、italki では講師を「プロの教師」と「コミュニティ・チューター」という2種類のカテゴリーに分けています。
「プロの教師」とは、言語を専門に教える資格や経験を有している教師を指します。たとえば、教員免許を取得していたり、大学で言語学を専攻し、TESOL (Teaching English to Speakers of Other Languages) という「英語以外の言語を話す人に英語を第二外国語として教える資格」を保持しているプロフェッショナルも含まれます。
一方「コミュニティ・チューター」とは、「プロの教師」のように特別な資格や豊富な経験などを有していない一般のネイティブスピーカーを指します。
当然ですが「プロの教師」の方が専門知識や教授法の知識、教えた経験が豊富のため、レッスンの質は「コミュニティー・チューター」よりも高くなるでしょう。よって授業料は「プロの教師」の方が割高になっています。レッスンの質を重視し、専門の教師からしっかり学びたい場合は「プロの教師」、カジュアルなレッスンでもよい場合は「コミュニティ・チューター」という選び方も一案です。
「プロの教師」か「コミュニティ・チューター」のどちらを選ぶか決めたら、先生を見つけます。
italki にログインしてダッシュボードのページを表示させます。画面上部のメニューから「先生を見つける」(虫眼鏡のアイコン)をクリックすると、以下の条件を指定することで先生を絞り込み検索することができます。
お勧めの検索方法として、まずは「学習する言語」「先生のタイプ」「出身地」の3つを予め指定して検索してみましょう。そうすることで、先生の検索結果が一定数に絞られるので、講師の選択がしやすくなります。
「学習する言語」で、「英語」を選択します。
「先生のタイプ」を選びます。「すべて」を選択することもできますが、それでは検索結果数が絞り込めないため、好みに応じて「プロの教師」か「コミュニティ・チューター」のいずれかを選択します。
次に「先生の出身地」を選びます。選択肢は、大きく POPULAR 「人気の国」と OTHER COUNTRIES 「その他の国」の2つのカテゴリーに分かれています。POPULAR では、「オーストラリア」「カナダ」「アイルランド」「南アフリカ」「イギリス」「アメリカ合衆国」の6カ国から選ぶことができます。
自分の学びたい英語の種類(例:アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語等)がはっきりしている場合は、POPULAR から該当する国を選ぶとよいでしょう。特に指定する国がない場合で「一般的な」英語で構わない場合は、「アメリカ合衆国」を選んでも問題ありません。
上記の画像は例として「英語」「プロの教師」「アメリカ合衆国」で絞った検索結果になります。これで、やっと386人に絞られました。あとは、以下の条件を任意に指定することで検索結果をさらに絞り込むことができるため、より効率的に自分に合った講師を見つけることができます。
*「1時間の料金」・・・$4 から $80(アメリカドル)の範囲で指定することができます。
*「先生が話す言葉」・・・講師が母国語以外に話せる言語を指定することができます。たとえば日本語が話せる講師を選びたい場合は、YOUR LAUGUAGES で「日本語」を選択します。OTHER LANGUAGES から「その他の言語」を選択することもできます。
*「上級/ネイティブ」・・・講師の英語のレベルを指定することができます。「上級」は英語のノンネイティブ・スピーカーであるが、高度な英語スキルを有している講師を指し、一方「ネイティブ」は文字通り英語を母国語としている講師を指します。
*「スキル」・・・特定のニーズ(自分の英語スキルレベルや学習目的、学習者の年齢など「授業の専門分野」)を検索結果に反映させることができます。たとえば自分の英語レベルが初級である場合は「初心者」、ビジネス英語が学びたい場合は「ビジネス」、TOEIC、TOEFL、英検など英語の資格試験のためなら「テスト準備」、子供向けに英語を教えてほしい場合は「子供」、学習者が10代の場合は「10代の若者」といった指定もできます。
ある程度検索結果が絞り込めたら興味のある先生のページにアクセスします。特に、以下の項目を重点的に確認し、自分の英語学習目的や予算に照らし合わせて講師の選別をしていきます。
・「評価」・・・★の数をチェック
・「生徒」「レッスン」・・・これまで教えた生徒数とレッスン回数をチェックします。
・「講師の紹介文」・・・通常は英文で書かれています。
・「先生のステータス」・・・講師のレッスン可能な日時等スケジュールを確認します。
・「プロのレッスン」(プロの教師を選択した場合のみ)・・・教えるレッスンの内容(ビジネス英語? 初心者向け? 日常会話?)により、レッスン料を設定している場合もあります。
・「レッスン履歴」・・・「完了したレッスン数」「返信率」「出席率」をチェックします。
・「レビュー」・・・実際にその講師から学習した生徒がレッスンを受けた感想や口コミを確認します。
レッスンを受けたい講師が決まったら、その講師の体験レッスンを予約するか、レッスンを正式に予約します。
正式にレッスンを依頼する前に体験レッスンを申し込む場合は、「体験レッスンを予約する」をクリックし体験レッスンの予定を組みます(レッスン時間を選択する)。
レッスンは、italki クラスルーム(italki の専用プラットフォーム)を介して行われますが、オプションとして Skype、Google Hangouts 等のコミュニケーションツールを指定することもできます。その場合は、この時点で「代替コミュニケーションツール」を選択しておきます。
正式にレッスンの予定を組む場合は、「レッスンの予定を組む」をクリックしコース・サービスを選択し、レッスン時間を選択します。ここでは、1回のレッスンかパッケージ(複数のレッスンを予めまとめて予約)を選択することもできます。そして「支払いをしてスケジュールを組む」をクリックします。
次にレッスンの依頼を正式に行います。
レッスンの合計金額を確認し、パスワードを入力します。「続ける」のボタンをクリックすることで正式にレッスンの依頼をしたことになる(サービスの発注を行い契約を確認することになる)ため、クリックする前に入力した内容を充分確認しましょう。
レッスン料金の支払には、italki クレジットと呼ばれる italki 専用の決済方法を利用します。
italki クレジットを購入するには、ダッシュボードの画面にある上部のいちばん右にあるアイコンをクリックし、プルダウンメニューを表示させます。次に、プルダウンメニューから「クレジットを購入する」をクリックします。
italki クレジットの購入は、米10ドル~米1000ドルの間で可能です。現在 $100 と表示されている italki クレジットの購入額は「-」と「+」のアイコンをクリックすることで変えることができます。購入金額が決まったら、「支払いに行く」をクリックし決済を完了します。
クレジットカード(ビザ、マスター)、ペイパル、アリペイその他の支払い方法で購入することができます。「請求国」「カード番号」「有効期限」「セキュリティーコード」「カード所有者」を入力したら、「支払う」をクリックして決済を完了させます。
購入金額には処理手数料(4%強)が加算されるため注意します。そのため、今後も定期的に italki を使い続けるのであれば、ある程度まとまったクレジットを一度に購入した方がよいでしょう。
決済が完了するとレッスンの申請が完了します。講師が申請したレッスンを受理した時点で、レッスン予約確定の通知がメールで届きます。
レッスンの日時になると予め指定していたコミュニケーションツールに講師から連絡が届きます。これで、レッスンを開始することができます!
ラングエージ・エクスチェンジにおけるラングエージパートナーの場合は、母国語を外国語として教える資格や経験を有していないケースがほとんどでしょう。一方、有料でレッスンを受ける場合は、教師等の資格を保有した経験のある講師から英会話を学ぶことになります。しっかりとしたレッスンを受けたい場合は、有料のマンツーマンレッスンを受けることをお勧めします。
italki は英語初心者には向かない?
日本語を学びたい外国人をランゲージ・パートナーとして選んだ場合や、有料レッスンを受ける場合でも、相手のパートナーの日本語レベルが高くなければ、日本語によるコミュニケーションがしづらくなります。よって、あなたに英会話の基礎力が身についていない場合は、相手の日本語力に頼らざるを得なくなります。
一方、日本語を流ちょうに話せる外国人はそう多くはいません。よって、英語が初級レベルの方にとって italki は敷居が少し高くなってしまうかもしれません。事前に中学レベルの基礎文法や基礎語彙、英語特有の発音はある程度マスターしておいた方がいいかもしれませんね。
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まとめ
今回の記事では、italki で日本語講師として有料で日本語を外国人に教える方法と、英語教師の資格や経験のある講師から有料で英会話を学ぶ方法について解説しました。
1.italki とは、オンラインで外国語を学ぶことができる言語学習サイト。
2.italki の使い方には、以下の3つがある。
・マンツーマンでネイティブ講師から英会話レッスンを受ける(有料)
・「ランゲージ・エクスチェンジ」を活用して無料で英会話を学ぶ
・日本語講師として有料で日本語を外国人に教える
3.italki で日本語講師として外国人に教えるには、「プロの教師」(教育学部等の学位が必要)または「コミュニティ・チューター」(資格証明等の提出は不要)のいずれかで登録する。
4.他のオンライン英会話とは異なる特徴として、italki では「プロの教師」(言語を専門に教える資格や経験を有している教師)か、「コミュニティ・チューター」(特別な資格や豊富な経験などを有していない一般のネイティブスピーカー)のいずれかから英会話を学ぶことができる。