アメリカ人男性と国際結婚歴 12 年、アメリカ・ワシントン州在住、Wakana さんの国際結婚・成功体験レポート。
Wakana さん(41 歳)のプロフィールと結婚までの経緯
元々国際結婚は考えていなかったという Wakana さん。現在のアメリカ人の旦那さんとは、当時インターナショナルバーで働いていた時に知り合う。
アメリカ軍人として日本を訪れていた彼は、Wakana さんが勤務するバーに 1 ヵ月半もの間通い続け、Wakana さんのハートをやっとの思いで射止めた。出会ってから婚約するまでの期間は約 6 ヵ月半。
彼の仕事柄、二人はこれまで日本とアメリカの間や全米各地を行ったり来たり。現在はワシントン州在住。海がすぐ近くにあるため、週末は釣りや潮干狩りに出かけるなど大自然を満喫。家族は子供二人とハスキー犬1匹。
現在の英語レベルは日常会話がこなせる程度。アメリカ滞在期間は通算で約 8 年間。
国際結婚・成功体験レポート ~ Wakana さんに直撃インタビュー!~
Wakana さんのなかで、国際結婚をしてから大きく変わったことはありますか?
生活が一変しました!すべてが初めてで手探り状態のなか、待ったなしで次から次へとやってくる・・・本当に疑問だらけで、一日一日を過ごしていくだけで精一杯。で、気がついたら 12 年もの月日が流れていました。
具体的に、どう生活が一変したのでしょうか?
まず、アメリカに移住することになり、最初に住んだ場所が砂漠のど真ん中!全く緑がなくて、かなりの田舎で本当にびっくりでした!
砂漠・・・以前カリフォルニア州の Palm Springs 近郊に住んでいたことがあって、当時、砂漠での生活は結構気に入っていましたが、Wakana さんが住んでいらっしゃったところはどんな感じでしたか?
Palm Springs であれば、私が住んでいたところよりも全然都会ですよ!もっと小さい街だったんで・・・。
そうなんですね。でも、Sequoia National Park (「セコイア国立公園」)からそれほど離れていないので、国立公園に近いからいいなぁ~と。
Sequoia National Park へは休日に出かけて行ったりしてましたね。緑と触れ合うために、ハイキングやキャンプをしたり・・・。
カリフォルニアのあとは、日本に移動しました。次はまたアメリカに戻って、メリーランド州へ。そして、今ワシントン州です。
引っ越しが大変そうですね・・・。
引っ越しもそうですが、子供たちがいちばんかわいそうでした。せっかく友達と仲良くなっても、引っ越しが決まってお別れしなくちゃいけなかったし・・・。
国際結婚をして、良かったな、と思うことは何ですか?
旦那さんの仕事の関係で移動が多かったのですが、旅行好きの私には楽しかったです。カリフォルニア州では、砂漠地帯の小さな町から、サンディエゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントン DC と転々としました。そして現在のワシントン州に落ち着きました。
ここワシントン州では、海や山に囲まれた大自然の中で暮らしています。夏がほぼないことがネックですが、家に冷房を入れなくても過ごせるので、夏は電気代がかなり安いです。
私がいる所は海側なので、島々が沢山あり、島から島へ行くのに車ごと乗れるフェリーを使います!あとは、カナダにも近くてフェリーで行けます。環境は最高なのですが、タックスやガソリン代が高いですね・・・・。
それでも、アウトドア好きにはたまらない場所ですよ!至近距離にビーチがあるので、魚釣りや潮干狩りができます!海の幸も新鮮で、特にダンジネスクラブや車えびなんか、甘みがあって最高に美味しいです!
それは、めちゃくちゃ羨ましいですね! では、逆に、国際結婚をして、よくなかったことや問題点はありますか?
日本の友達や家族に好きなときに会えないことですね。
あと、アメリカ人の友人とは価値観が違う点かな。特にアメリカ人女性とのコミュニケーションの行き違いが結構ありますね。
たとえば、娘のクラスメートのお母さんと子供の見送りでバス停で知り合ったりすると、「子供の面倒みてくれない?」と上手に利用されることがあったり。日本人だと親切だから YES と言ってくれると思い込んでいるみたいで・・・。まさに、NO といえない日本人と化してしまったり・・・これには苦労しました。
たしかに。日本人はなかなかはっきりと No が言えなくて、あとで損をすることもありますね。アメリカ社会では、その辺はドライに Yes No をはっきりした方がいいですね。もちろん言葉は選びますけど。その方が、結果的にはお互いのためになりますから。
では、結婚生活において、言葉の壁や文化慣習の違いで困っていることは何ですか?
言葉の壁については、カタカナはすべて英語ではない、ということを実体験を通じて学習しました。「ベビーカー」も通じないし、「ウインナーが欲しい」と言ったら、旦那さんに「うわー、それは言わないで!」と言われてしまいました。笑
*覚えておこう!:「ベビーカー」「ウインナー」はそのまま英語で言っても通じない!
・「ウインナー」→ sausage
<注意:「ウインナー」はそのまま英語で表現してしまうと、weener (= weenie) 「おちんちん」という意味の俗語と聞き間違えられる可能性があります。>
(爆笑) はは!確かに、「ウインナーが欲しい」はまずいですね。旦那さん、穴があったら入りたかったのではないでしょうか?笑
さて、そろそろ核心を突く質問を2、3させていただきますね。笑
Wakana さんにとって、「幸せな国際結婚」とは何でしょう?「幸せな結婚」の定義をおしえていただけますか?
一言でいうと「家族の絆」です。
では、幸せな国際結婚を実現するためのコツは何だと思いますか?また、幸せな結婚生活を送るために、日ごろから意識したり、気をつけていることはありますか?
些細なことでも、幸せなつながることってありますよね?たとえば、コーヒーを入れてあげるとか、毎日旦那さんのお弁当を作ってあげるとか。
あとは、月に 2 回、サプライズとして旦那さんとのデートナイトを企画するとか・・・。新鮮味もあるし、マンネリ化を防ぐにはよいアイデアだと思います。
一人にしてあげる時間を与えることも大切ですね。また、家庭では仕事のはなしはしない。ストレスを察知したら、いたわってあげる・・・など。
最後に、国際結婚における、Wakana さんの今現在の幸せ度を「0%-100%」で言うと、どのくらいですか?
70% です。
では、その 70% を 100% にするには、今現在何が不足していると思いますか?
出張や移動が多くて、腰を据えた生活がなかなかできないことですね。リタイヤ後には 100 % になると思っていますが、あと 10 年はかかるかな?
今は移動や出張が多くて、お互い離れ離れの時間もあると思いますが、引退後は家族水入らずでゆっくりできそうですね!そのときはぜひ、思う存分好きなことを家族みんなで楽しんでください!
Wakana さん、この度は、国際結婚・成功事例のインタビューにご協力頂き、本当にありがとうございました!Wakana さんの色褪せることのない明るいキャラで、これからも明るい家庭を築いていってください!末永く、お幸せに~!
*Wakana さんの「国際婚活体験談」はこちら!